シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」は言わずと知れた有名な作品ですが、どんな媒体でも見るのは初めてでした。なので、一般的にどんなものかわかってない素人の感想です。
とりあえず、脚本・演出でいろいろびっくりしました。

「さまざまな時代が混在するような不可思議な街」って設定のようですが、う～ん、携帯電話とかいれちゃうんですね。私は正直、この演出は好きじゃないかなぁ。
本当に個人的感覚だけど、現代の電子機器とか風俗を入れちゃうとファンタジーとか古典的な世界の雰囲気とかが壊れちゃう感じがして嫌です。ジュリエットの衣装もあんまり好きじゃなかったなぁ。挿絵などで見るポピュラーなジュリエットのドレスや髪型が好きなので、ちょっと残念でした。ロミジュリを呼んでのも遠い昔なので細部をよく覚えていませんが、有名なバルコニーの場面より、舞踏会での掛け合いが好きだったんですが、なくなっててそれもちょっと残念。


ぐだぐだと書きましたが、他は良かったです。
古川ロミオ、城田ティボルトの回だったのですが、ティボルトがめっちゃかっこよかった！！
しろたんが男らしくて、かっこよくて、存在感が半端なかった。
ロミオは私の中で優男というよりまだまだ少年のような人なので、今回見たキャスティングがすごい好みだなぁ。城田ロミオがどんな感じなのか非常に気になります。見に行けないかな～。
ティボルトの激しくて、今までの人生の奥行きがあるキャラクターに比べると、ロミオってどうしても底が浅いキャラに見えちゃうので、そうならないように演じるのが難しそうな役だと思いました。ティボルトとかマキューシオのが演じてて楽しそう。
ティボルトとジュリエットが会話してる場面とかあればよかったなぁ。

女性陣ではキャピュレット夫人の歌い方とかキャラクターとか好きでした。
あと、隣で見ていた奥様が、「ジュリエットの乳母の歌でないちゃったぁ」と話しているのを聞いて、やっぱり見る方の年齢とか立場でも見方とか変わるんだなと実感。同じ作品を何年も後にまた見たいと思いますよね。

パンフの、ロミオ三人の対談で「演じてみたいシェイクスピアのキャラクター」の話をしていましたね。
あんまり詳しくないですが、私はやっぱりロミジュリよりハムレットとかの作品のが好きだなぁ。しろたんのハムレットはぜひ見たいです。レアティーズとか加藤さんが演じればいいんじゃないかな＾＾あとリア王は面白かった気がする。
また、シェイクスピア作品もみたいです。映画とか借りてこようかなー！